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フレンチプレスで美味しいコーヒーを抽出してみよう!

美味しさの探求
フレンチプレスでコーヒーを抽出してみよう!
近頃、雑誌等で紹介されているこだわりカフェで使用されていることが多い抽出方法、フレンチプレス。
コーヒーの粉が他の抽出方法に比べて長い時間お湯と触れるため、コーヒー豆本来の味わいや香りの特徴を余すことなく抽出することが出来ます。
そのため、スペシャルティコーヒーをはじめとする高品質な豆で抽出すると豆による味や香りの違いを楽しむことが出来ます。
器具さえあればそれほど難しい抽出方法ではありませんので、今回はその抽出方法とポイントなどを解説します。
ポットに粉を入れる(杯数とコーヒー粉の関係)
お湯120ccに対して、付属のスクープですり切り1杯のコーヒーの粉(粗挽き)を抽出したい杯数に合わせてポットに入れて下さい。
※コーヒーの粉は必ず粗挽きにして下さい。細かい挽き目のものを使用するとフィルターが目詰まりするか、抽出液にコーヒーの粉が混ざる可能性があります。
※コーヒー豆の焙煎は浅煎りから中煎りまでを使用されることをオススメします。高品質なものであれば中深煎りもオススメ出来ます。
お湯を注ぐ
熱いお湯(沸騰後、少し置いたもの。90〜95℃。)をポットに1/3ほど注ぎ、スクープ等でコーヒーを軽くかき混ぜます。
30秒ほど蒸らした後、再度必要な分量までお湯を注ぎます。
※コーヒーの粉がムラなくお湯に接触するように馴染ませます。
※ポット上部から最低2.5cmほどの空間を残しておかないと、最後にプレスした際に溢れることがありますのでご注意下さい。

浸漬する
プランジャー部分をポットにはめ、プランジャーを押し下げることなく、4分ほど蒸らします。
※4分は目安です。薄めが好きな方は短め、濃いめが好きな方は長めに調節して下さい。
※フレンチプレスではこの時間の調節が唯一の味の調整ポイントです。あとはどの豆を使うか、挽き目、粉の量での調整となります。
プランジャーを押し下げて、液体と粉を分離
ポットを固定した状態で、フタのつまみに少しずつ力をかけ、プランジャーをポット内へゆっくりと押し下げます。
プランジャーをゆっくりと押し下げることにより、粉と抽出液が分離され、美味しいコーヒーが出来上がります。
※勢いよくプランジャーを押し下げると、抽出液がポットから溢れることがあるので、ご注意下さい。
出来上がり
フタの注ぎ口をポットの注ぎ口に合わせ、フタのつまみを押さえながらコーヒーをカップに注いでいただければ終了です。
※フレンチプレスの場合、コーヒー豆の粉砕時に発生する微粉が抽出液に少し混ざってしまうため、 飲み終わりにかけて少しざらつきを感じることがあります。少し残し気味に飲んでいただくことをオススメします。
※抽出終了後も、コーヒー豆(粉)と抽出液が完全に分離されているわけではありませんので、 時間を置くほど味が濃くなります。抽出終了後はお早目に、カップに注ぐことをオススメします。

以上のように、フレンチプレスはペーパードリップほど一般的ではないものの、浸漬の時間さえ気をつければ安定して美味しい味わいを出せる優れた抽出方法です。
個人的にはペーパードリップに比べて抽出後のコーヒーの粉の処理が面倒に感じることもありますが、インテリアとしてのデザイン性も高いので、ぜひみなさんも一度試してみてください!
 
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